こんにちは!
ドラマーの井上瞭です!
スネア、といえばドラマーや打楽器には欠かせないもの。
打楽器の中でも1番馴染みのある楽器ではないのでしょうか!
でも意外とパーツの役割というものは知られていないもの。。
それはもったいない!!
ということでスネアのパーツを〜〜
サルベージ!!
・基本構成
【①ドラムヘッド】
いわゆるタイコの皮と呼ばれるもの!
打面側をバターサイド、裏面をスネアサイドと呼びます。
ドラムヘッドは主に打感やアタック音に影響してくる部分。
その種類はメーカーによって多種多様!
現在の主流のプラスチックヘッドや昔ながらの本皮ヘッド、
プラスチックフィルムにミュートリングがついているもの、
2プライ(プライとは層のこと、2枚皮)などなど。。
スネアサイドはスナッピーがよく反応するように、
専用の薄いヘッドが用いられます。
【②リム(フープ)】
太鼓の達人でいう“カッ”の部分ですね!
打感や響きに影響してくる部分。
こちらは大きく分けて3種類!
・ダイキャストフープ
硬質な音、硬い感触。 シャープな鳴りになります!
・プレスフープ
打感はやわらかめ。
オープンな鳴りが特徴。
・ウッドフープ
名前の通り木でできているフープ。
フープ自体が分厚いのでしっかりテンションをかけることができる。
ウォームな鳴りが特徴。
個人的にはメタルシェルに装備するのが好きです!
メタル特有の音のノビがありつつも、ウッドフープによりとてもメロウな鳴りに!
女性Voの歌モノとかすごく合うと思います。
【③シェル】
こちらはドラムのキャラクターに関わってくるポイント!
材質は大きく分けて 3 種類!
・ウッドシェル
代用的なシェル材
メイプル、バーチ、ビーチ、オーク
・メタルシェル
代表的なシェル材
スチール、ブラス、アルミ、ブロンズ
・樹脂系シェル
代表的なシェル材
ファイバーグラス、アクリル
また、サイズも多種多様。
詳しい記事を別で作ろうと思います。
【④チューニングボルト】
ドラムのチューニングに関わってくる部分!
定期的に緩んでいないか、ネジが曲がりづらくなっていないかチェックしましょう。
【⑤ワッシャー】
実はドラムのコンディションを保つためには欠かせないもの!
失くしたまま放置はダメ!ゼッタイ!
ワッシャーが無いと写真のように
チューニングボルトとフープの間で摩擦が起こり、
フープが傷んでしまいます。
あと、これはあまり知られていないけど、
上下の向きもあります。
メンテナンスの記事で書こうと思います。
【⑥ラグ】
本来の役目はチューニングボルトを受け止めることですが、
シェルに直接ついているため、ドラムの響きにもかかわってくる部分!
アメリカの老舗ドラムメーカー、LUDWING社のスネアは
同じシェルでも通常のセパレートタイプのラグと
シェルとの接地面を少なくし、
オープンな鳴り獲得したチューブラグ仕様のモノがあります。
【⑦ストレイナー(スイッチ)】
スナッピーの ON/OFF のスイッチ。
ドラマーなら1度は本番でスイッチを入れ忘れたことがあるはず!(笑)
スナッピーの張り具合を変えられる機能を持っています。
中にはスイッチが落ちるのを防ぐ、ロックタイプのモノがあります。
【⑧スナッピー(響線)】
スネアの音はこれありき!
ワイヤーの本数や材質によってかなりサウンドが変わってきます。
一般的には20〜25本のものが多いですが、
最近では真ん中が抜かれているものや、10本以下のものなど、
バリエーション豊富です。
はい!
いかがでしたでしょうか!!
いやースネアだけでもこんなにパーツがあるんですね!
パーツの中でも種類がたくさんあるので、色んな組み合わせを楽しみながら
自分の理想の音を追求していきましょう!